提案を​比べて、​コンペの​勝者を​決める


RFPの段階で、家族の「こんな家に住みたい」というイメージは、すでにかなり具体化していました。おかげで各社とも、1〜2回の打ち合わせで「ここに棲みたい」と思えるレベルの間取りを提案してくれました。さすがプロです。

各社から出てきた最終提案は、間取りも、見積もりに含まれる項目も、会社によってバラバラで、そもそも条件を完全に揃えるのは難しそうでした。かといって、契約金額だけで決めるものではない。同じような金額でも、暮らし心地はまるで別物になります。

まず作ったのは、RFPの要望一覧にそれぞれの回答を並べた表でした。提案内容を整理するには役立ったものの、各社それぞれに一長一短があり、これだけでは勝敗の決め手になりません。そこで発想を変え、生成AIと一緒に27項目の評価軸を作り、それぞれの提案の良し悪しを⭐3段階で採点。定量的に決められるようにしました。もちろん、ステークホルダー(妻とジジババ)への確認も忘れずに。

楽しい、悩ましい、数日間でした。6月初の初回提案から6月末に向けて、毎週末の予定を押さえて、各社の間取りと見積もりを詰めていきます。本来はもう少しゆっくり、夏休み明けあたりから本腰を入れる予定でした。ところが、世間で騒がれ始めていたナフサショックによる資材価格の高騰。7月以降の値上がりに備えて、契約時期を前倒しすることにしました。

満点81点のうち、71対67点。振り返ってみても、恐ろしいほどの僅差で契約先が決まりました。


🤖 本日のプロンプト

条件がバラバラなまま比べるには、どうすればいいか。評価の観点探しから表づくりまで、まとめてAIに頼みました。

あなたは住宅選びの意思決定を手伝うコンサルタントです。 ハウスメーカー数社の最終提案を比較したいのですが、 一般的によく使われている評価指標を調査した上で、大項目を 提案してください。そのうえで、比較できるシンプルな表の 雛形も作成してください。

各項目は数値ではなく、最大3つの⭐で評価する形にしてください。 特に重視したい項目は、1つにまとめず複数の項目に分解して 評価できるようにしてください。

AIの回答(要約)

一般的な住宅比較でよく使われる観点を踏まえ、以下の8項目を 大項目として提案します。「営業・提携」「規模・間取り・空間設計」 「内装・素材・デザイン」「断熱・省エネ性能」「安全性・耐久性」 「土地・外構・近隣対応」「費用」「スケジュール」。

大項目 評価項目 A社 B社 C社
規模・間取り・空間設計 LDKの開放感 ⭐⭐⭐ ⭐⭐⭐ ⭐⭐
内装・素材・デザイン キッチン仕様 ⭐⭐ ⭐⭐⭐ ⭐⭐⭐
断熱・省エネ性能 断熱・気密性能 ⭐⭐ ⭐⭐ ⭐⭐⭐
安全性・耐久性 耐震性能 ⭐⭐⭐ ⭐⭐⭐ ⭐⭐⭐
費用 初期費用 ⭐⭐ ⭐⭐ ⭐⭐

重視したい項目ほど、項目を分けて何度も評価する形にすると、 自然と比較全体に占める重みが増していきます。

雛形はAIに任せ、実際の星の数は自分たちで悩みながら埋めていきました。今思えば、星の上限を1〜3に固定せず、項目によって上限を変えるだけでも、もっと簡単に重み付けできたかもしれません。実はこの時点で、最終候補はすでに2社まで絞られていたのですが、その顔ぶれと評価の中身は、次回少しだけお見せしようと思います。