要件定義の​スケジュールを​見通す


第1部「ヌシ、コンペをひらく」はハウスメーカーとの契約で終わりましたが、実際にはそこがスタートラインです。第2部「ヌシ、家づくりの要件定義する」では、契約から詳細仕様を決定するまでの道のりをご紹介します。システム開発で例えるならば要件定義〜設計工程を、自分の足とAIを駆使しながら乗り越えていく様をお届けします。もしかしたら数ヶ月後には反省記になっているかもしれません。

提案時に大枠のスケジュールはもらっていました。その資料を見た私の感想は「詳細タスクと役割分担が抜けている。WBS(Work Breakdown Structure:作業分解構成図)が必要だ!」でした。SEであれば受託側が書き下すケースも多いですが、家づくりではそこまで期待できない雰囲気を感じていました。これまで通り生成AIとの壁打ちに挑みます。先人が残してくれた家づくりブログと契約時のスケジュールから、詳細タスクと役割分担(施主、営業、設計 etc.)を定義したWBSを再生してもらいました。

その時に作ったWBSが以下です(実際のシートから、記事用にサンプル化したイメージです)。 WBSサンプルイメージ

素晴らしく、細かい、素敵なExcelシートが出来上がりました。契約から数ヶ月が経ちましたが、もちろん運用しておりません。なぜならば、私が細かい管理を苦手とするタイプであるということも主な原因ですが、住宅営業という職種が専任コンシェルジュではないため、あまり個人に負担を強いるのも違うだろうと慮った結果です。家づくりを成功に導くため、適所適材のチームビルディングを目指し、(妻のこだわりも尊重しつつ)嫌われない施主になるために苦心するのでした。

さて次回以降ですが、約6ヶ月を掛けて要件定義〜設計をチームで進めていきます。

No. 工程 主な内容
1 プランの決定 広さ、部屋数、階段の位置、屋根形状などを合意
2 ショールームの見学 主に、水回りのメーカーを選定
3 設計打ち合わせ(1回目) 建物配置、建物の外観、外部の仕様、内部の仕様
4 設計打ち合わせ(2回目) 電気配線を中心に確認
5 インテリア打ち合わせ(1回目) 色や仕様について確認
6 インテリア打ち合わせ(2回目) 最終決定
7 最終見積もりの合意・変更契約 最終決定した図面一式と費用による変更契約

執筆時点では、設計打ち合わせ(1回目)を間近に控えているタイミングです。これまでの準備が適切に進んでいるのか、設計打ち合わせにワクワク、ドキドキ、楽しみと不安を抱えながら、眠れない夜を過ごす日々です。


🤖 本日のプロンプト

注文住宅の契約後、営業担当から大枠のスケジュール(プラン確定、 ショールーム見学、設計打ち合わせ×2、インテリア打ち合わせ×2、 最終見積・変更契約という流れ)をもらいました。ただし詳細タスクと 役割分担(施主/営業/設計士/コーディネーター)が書かれていません。

家づくりブログなどの一般的な情報を踏まえて、契約からこの先の 工程を、詳細タスク・担当者・要完了目安つきのWBS (Work Breakdown Structure)として作成してください。

AIの回答(要約)

大枠のスケジュールを大カテゴリ(契約・資金計画/間取り・設計/ 外装/水回り設備/内装/照明計画 など)に分解し、各カテゴリを さらに「要望整理→設計案作成→確認・承認」という単位まで タスク化すると、担当者と期限が明確になります。

特に、確認申請の提出タイミングを最終締切として逆算すると、 どのタスクをいつまでに終える必要があるかが見えやすくなります。

プロジェクトのQCD(Q:品質、C:コスト、D:納期)を遵守するためには、いかに事前にリスクを見通せるか。SEの職業病が、ここでも発揮されました。

次回は、プラン確定に向けた日々をお届けします。実は、コンペ終了時から間取りはほとんど変わりませんでした。